受験勉強がスランプに陥ると当然、やらなくてはならないこともはかどらなくなっているはずです。この「はかどらない」状態が余計スランプの状態をつらーいものにしているのではないでしょうか?ということで、ここでは、やらなくてはいけないことがはかどらない状態を解消することにより、スランプを脱出する方法について紹介してみたいと思います。
勉強の計画を立てる時、まず、「やらなくてはいけないこと」、「あるいはやりたいこと」をリストアップして、それを全て、予定の中に組み込んでいこうとしていませんか?
中3生ともなれば、そりゃ、やらなければならないことはこれまでの比ではないほどたくさんあるのはよくわかります。しかし、それこそが、大きな間違いなのです!この欲張りすぎの計画こそが、スランプを引き起こす大きな要因の1つとなっているのかもしれないのです。
もうあとがない中3生。意気込みもこれまでとは違います。この意気込みが強すぎるから、「やらなくてはいけないこと」、「あるいはやりたいこと」を頑張れば「できそうなこと」と勘違いして、どんどん予定に組み込んでいくのです。しかし、「できそうなこと」と「実際にできること」は違っているのです。そこのところの差を考慮せずに未消化の予定をどんどん残しては次の計画を立てていく・・・この繰り返しになってはいませんか?
これは苦しいですよね。実際にできなかった予定を見てはつらーい気持ちになってしまいます。
では、どのようにして計画をたてればよいのでしょうか?
勉強につまずたと時こそ効果的な計画の立て方
実はとても簡単なことです。計画を立てる時に「できそうなこと」としてリストアップされたものを「これならできそう」と思った量の7から8割程度にしぼり、予定に組み込んでいくのです。
この方法にはいくつかの利点があります。その1つは予定を計画通りにこなすことができること。これまでより、少なめに計画を立てているのだから当たりまえですよね。しかし、予定を全部こなせた!!という達成感は「これならやれる!!」という自信を引き出すことができ、さらなる意欲も引き出してくれるものなのです。「できる!」と思えば、集中力も増してきて、同じ時間でも学習効果もグンとあがってくるはずです。
また、「できそうなこと」を絞り込むということは、自然とやらなければならないことに優先順位をつけていこことができるようになるということでもあります。つまり、限られた時間でより効率の良い勉強が可能になるということでもあるのです。